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トラブル急増中!!
2011年04月01日 (金) | 編集 |
暖かくなり、おしゃれをしやすい季節になりました。が、目に関しては十分に気をつけないといけません。

角膜は「黒目」と言われていますが、眼の表面を構成する透明な組織のために、眼内の黒い組織(虹彩)や暗い眼球内が透けて見えるだけです。角膜は眼球壁の一部として、微生物の侵入や外傷や衝撃を守ったり、レンズとしての機能するために透明性を維持するとともに、その形状を保つ必要があります。

最近、おしゃれやかっこよさばかり追い求め、知識のない状態での「まつ毛エクステ」や「カラーコンタクトレンズ」の安易な取り扱いが原因で、特に若い世代での眼の障害、角膜への障害が増えていると言われています。

トラブルの原因その1 ~まつ毛エクステ~
まつ毛の1本1本に人工毛を接着する「まつ毛エクステ」で角膜炎などのトラブルが急増しています。手軽に「目力」がつけられるとして、若い女性の間で急速に広まった「まつ毛エクステ」ですが、施術後に「目がごろごろする」「しみるように痛い」といって眼科を受診する人が多くみられるようです。施術当日や翌日だけではなく、2週間から1か月後にトラブルになる人もいます。時間が経ってからのトラブルは、はがれかかったまつ毛が目に入ったり、接着剤のかたまりがまぶたの裏に貼りついたりして、角膜を傷つけたことが原因でした。

「人工のまつ毛は、本物のまつ毛に比べ硬くて太いがために、目に入った時に角膜を傷つけやすく、施術したまつ毛がすべて抜けるまでトラブルが起こる可能性がある」と眼科医は指摘しています。
 ひっかき傷など皮膚についた傷がすぐ治るのと同じように、角膜に傷がついても小さなものだとすぐに治り、痛みも数時間で消えますが、問題なのは、この傷から細菌などが入り込み、炎症や潰瘍(かいよう)となること。角膜潰瘍の治療が遅れれば、傷が治っても視力が低下したり、最悪の場合は失明する恐れもあります。
 厚生労働省はまつ毛エクステの行為は、美容師法に基づく美容に該当する」つまり、まつ毛エクステの施術を行えるのは、美容師だけという見解を示しました。

トラブルの原因その2 ~カラーコンタクトレンズ~
本来、カラーコンタクトレンズは、角膜が白く濁り美容上の問題を感じる人やケガなどで虹彩(茶目)がなくなったり、瞳孔(ひとみ)が大きく開きっばなしになって、光をまぶしく感じる人などが使用するものでした。
最近では若い世代で瞳の色を変えたり、瞳を大きく見せたりするおしゃれ目的での装用が増えています。
度の入っていないカラーコンタクトレンズは、現段階では、医療品ではなく日用雑貨品の扱いになっています。一部の製品からは色素成分に細胞毒性をもつ物質が検出されました。
また、カラーの部分は透明なレンズの部分より酸素透過率が低いものが多く、角膜の酸素不足になりやすい状況に拍車をかける危険性も指摘されています。

平成20年の製品評価技術基盤機構からの報告では167件の眼障害例が報告されています。主なものでは、角膜炎が27%、角膜びらん27%、角膜潰瘍14%、角膜浸潤が13%でした。角膜潰瘍・角膜炎は、失明につながる疾患です。実際、治癒に1ヶ月以上を有した重症なものは13%あったと報告されています。
度が入ったカラーレンズは、すでに医療機器として扱われていますが、厚生労働省は今年中に度なしのものも高度管理医療機器として扱い、眼科での検査を原則とするほか、品質や販売方法の規制を行う方針です。
※角膜潰瘍・・・菌類(細菌やカビ)が入り込んで、感染を起こす。角膜が白く濁って、
角膜穿孔を起こすこともある。症状としては、視力低下・流涙・羞明(まぶしく、光の刺激で痛みを生じる)とともに著しく眼痛を訴える。治った後も視力に影響を残すことが少なくない。

おしゃれのつもりで気軽に使ったことが原因で、もし失明してしまったら・・・その後の一生を左右されてしまうことにもなりかねません。安易な使用をしないように十分気をつけたいものです。(馬)

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