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目の錯覚
2013年06月10日 (月) | 編集 |
目の錯覚

 先日、上野の国立科学博物館で下のような図形を見ました。
有名な図形なので、ご存知の方も多いと思います。

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上の2つの縦線の長さは同じでしょうか? 右の縦線の方が長く見えませんか?
しかし実際に長さを測ってみると、2つの縦線は同じ長さだと分かります。
これは、”ミュラー・リヤー錯視”とよばれる、今から120年以上前に発表された現象です。

このように、目で見たときに実際とは違って感じられる心理的な現象のことを、目の錯覚、あるいは錯視といいます。
錯視には様々な種類があり、物の大きさ、角度、色などが変わって見えるものや、止まっているのに動いているように見えるもの、平面なのに立体的に見えるものなど、多くの錯視が発表されています。

それでは、なぜそのような現象がおこるのでしょうか?

ものを見るという行為は、私たちの目と脳が協力して働いたものです。錯視は目で見て感じるものですが、その多くは脳によっておこると考えられています。

目から入った情報は、実は、そのままでは不完全。だから、脳の働きにより、細部の情報を補って鮮明な映像にしているのです。さらに、脳は、目に見える世界を奥行きのあるものとして想像します。

例えば、左の縦線を見た時、脳は壁のコーナーがこちらに出っ張っていると理解するため、手前にあるので実際は見た目より短いだろうと判断してしまいます。
同じように右の縦線を見た時、壁のコーナーが奥に引っ込んでいると理解し、遠くにあるので実際は見た目より長いに違いないと思い込みます。
このように、平面にある世界を脳が立体として理解するので、錯視が起きるのですね。

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この他にもいくつかの図形を紹介しますので、目の錯覚の不思議な世界を楽しんでくださいね。(ゆ)

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黒い円の大きさは同じ?       


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どっちの机が大きいかな?       


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2本の横線は歪んでる?

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