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色覚異常の見え方
2013年08月26日 (月) | 編集 |
今回は色盲についてです!


色覚の異常とは、どんな状態?

“物を見る”という機能は、視力、視野、色覚の三つに支えられています。視力は細かい物を見分ける力、視野は同時に見渡せる範囲、色覚は色を識別する感覚のことです。
 この三つの機能は、網膜(カメラのフィルムに該当する組織)にある光を感じとる「視細胞〈しさいぼう〉」の働きに委ねられていて、視細胞がうまく機能しないと、視力が低下したり、視野が狭くなるなどの異常が生じます。色覚についても、視細胞の機能次第で色を識別しにくくなる状態があり、それを色覚の異常と呼んでいます。

先天色覚異常と後天色覚異常

 色覚の異常には、先天性と後天性があります。先天性の場合は原因が遺伝的なものなので、現時点では有効な治療法がない一方、色覚異常の程度は変化せず、また色覚以外の視機能は問題ないことがほとんどです。
 後天性の場合は、なにかの病気(緑内障や網膜の病気など)の一つの症状として、色覚に異常が現れます。ですから色覚以外の視力や視野にも影響が出たり、病気の状態によって色の見え方が変わることがあります。
 後天色覚異常では、もとにある病気自体が治療対象となり、色覚の異常だけがクローズアップされることはあまりありません。

先天色覚異常と後天色覚異常
先天色覚異常  後天色覚異常

原 因 遺伝的なもの 眼疾患の一つの症状として起きる
症 状 両眼性だが、異常の程度は変化しない 異常の程度に左右差があることが多く、原疾患により改善・悪化する
色覚以外の症状 正常。ただし1色覚(全色盲)の場合、視力は良くない 視力や視野に異常があることが多い
その他 他人に指摘されたり検査を受けない限り、異常を自覚できない 色覚に異常が起きたことを自覚できる男性の20人に1人。色覚異常はまれではない

 先天性の色覚異常は、日本人男性の5パーセント、女性の0.2パーセントの頻度で起きていて、国内で300万人以上が該当し、まれなものではありません。ただしその程度は人によって異なります。検査で指摘されない限り気付かない人もいれば、社会生活に支障を感じる人もいますが、多くのケースでは、色覚の異常のため日常生活に困ることはありません。

区別がつきにくいのはどんな色?

「色盲とはすべてが白黒に見える状態」と思っている人が多いようですが、それは「色盲」という表現から生まれた誤解です。このため日本眼科学会では「色盲」という用語をすべて廃止しました。色覚に異常があっても区別のつきにくい色があるだけで、目に写る風景はカラーの映像です。
 では、どんな色が区別しづらいのでしょうか。頻度の多い2型色覚(2型2色覚と2型3色覚)の人が間違えやすい組み合わせは、赤と緑、オレンジと黄緑(きみどり)、緑と茶、青と紫、ピンクと(しろ)・灰色、緑と灰色・黒です。1型色覚(1型2色覚と1型3色覚)の場合これに、赤と黒、ピンクと青が加わります。


色盲の人はこんな見え方をしているそうです!!
vis-yasai.jpg
vis-kouyou.jpg

同じ野菜や風景でもこんなに見え方が違うなんて驚きでした。(神)


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