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フィギュアスケートの選手はなぜ目が回らないのか?
2015年12月17日 (木) | 編集 |
高らかな回転ジャンプや、キレのある高速スピン。
氷の世界で繰り広げられるフィギュアスケートの美しさはいつ見ても素晴らしいものですよね。
それと同時に、競技を観る度に思うのが、
「あんなに回転しているのに、どうして目が回らないんだろう?」という素朴なギモン。


そもそも目が回るってどういうこと?

耳の奥にある三半規管には、身体の回転を感知してバランスを保とうとする働きがあります。
三半規管はリンパ液で満たされており、身体が回転すると、リンパ液に波が生じます。
ただし、身体の回転がストップしてもリンパ液の波はしばらく生じたまま。
そのため、身体の回転がストップした後もグルグルと回り続けているような錯覚に陥るのです。

また、身体が回転すると、クプラとよばれる受容器が、リンパ液の波を感知して脳に伝えます。
すると脳は、目に指令を出して身体の回転と反対方向に目を動かし、視界のブレをなくそうとします。
⇒これを「眼振」といいます!
ところが、激しい回転が起こると、眼球の動きの調節がうまくいかなくなります。
そのため、身体の回転が止まっても、眼球の動きが完全に止まるまでに時間差が生じ、
「目が回る」という状況が起きてしまうのです。


練習しなければ、プロの選手でも目がグルグル・・・

フィギュアスケートの選手は日々の練習によって、脳からの指令がスムーズになり眼振をコントロールできるようになっているんだとか。
また、「回転軸を安定させる」「視点を一点に集中させる」など目が回らないコツ(?)もあるようです。
すなわち、「回転しても目が回らない」というのは日々の訓練による「慣れ」というワケですね。
ちなみに、普段の練習で「右回りの回転」に慣れている選手が左回りで回転すると、普通の人と同じように目が回ってしまうのだとか。
長期にわたり練習を休んでいた選手も、練習を再開し始めたばかりの時期には、やはり目が回ることもあるようです。


そう考えると、世界の大舞台で活躍する選手たちは、努力を惜しまず、日々の積み重ねを大切にしているということを改めて感じますよね~。
(医教コミュニティ つぼみクラブ 人体のフシギ を参考にさせていただきました。)
(植)



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