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小中学生9割近視 失明のおそれ「強度近視」も中学生の1割
2019年12月02日 (月) | 編集 |
近視について慶応大学のグループが東京都内の小中学生1400人を対象に調べたところ、全体の9割近くが近視で、特に中学生の1割程度が、将来失明につながる病気を発症する危険性が高まる「強度近視」であることが分かりました。
慶応大学の研究グループは子どもの近視の実態を明らかにしようと、東京都内の一部の小中学校の児童と生徒合わせて1416人の目の状態を調べました。
その結果、近視だったのは、
▽小学生689人のうちの76.5%、
▽中学生727人のうちの94.9%で、
特に中学生では、少なくとも9.9%にあたる72人が「強度近視」でした。

近視は子どもたちの屋外活動の減少に伴って増えているとされ、2050年には、▽世界人口の半数に当たる48億人が近視に、
▽9億4000万人が強度近視に、なるという試算があり、WHO=世界保健機関も深刻な懸念を示しています。

〇 強度近視 網膜剥離そして失明のおそれ
近視が進行し、裸眼でおよそ17センチまで物を近づけないとはっきりと見えない強度近視になると、目の奥にある網膜などの組織が、伸びた眼球によって引き伸ばされたり圧迫されたりして傷つきやすくなり、将来的に網膜剥離や緑内障といった失明につながる病気の危険性が高まるとされています。
近視はアジアを中心に世界で急増していて、オーストラリアなどの研究グループが3年前に出した試算では、2050年には世界人口の10分の1にあたる9億4000万人が強度近視になると予測されています。
このため世界各地で近視になる人を減らすための対策が進められています。
最近の研究では、一日2時間、屋外で活動し、十分な量の光を浴びることで近視の発症を抑えられることが分かってきており、20歳以下の8割が近視の台湾では、2013年から体育の授業を1週間に150分屋外で行うことを義務づけ,台湾全体では、7年間で視力0.8未満の子どもが5%以上減ったということです。
一方で、日本は近視への対策が遅れており、全国に近視の子どもがどれだけいるのかという調査も行われておらず、文部科学省によりますと、現在、子どもの視力の低下が運動時間や勉強、読書、ゲームの時間などと関連するかどうか、調査を行っている段階だということです。

慶応大学の坪田一男教授は「日本では子どもの近視に関するデータもほとんどないなど、対策は不十分だ。国のレベルで取り組むべき緊急の課題だ」と指摘しています。

成長期の子供の場合、視力低下=メガネという考えや、メガネが合わなくなったら度を強くすればよいというように近視を安易に考えていると将来が心配です。進行を抑制することも回復することと同じくらいに大切なことだと考えます。(久)

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