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花火の楽しみ方
2011年08月17日 (水) | 編集 |
もう花火大会の季節が到来しているのですが、気まぐれな天気のせいか、あまり夏を感じられなかったり、ピンポイント豪雨があったりして今年は花火を見るのにも一苦労ありそうです。

そもそも花火(はなび)というのは、火薬と金属の粉末を混ぜて包んだものに火を付け、燃焼・破裂時の音や火花の色、形状などを鑑賞するためのものです。
火花に色をつけるために金属の炎色反応を利用しており、混ぜ合わせる金属の種類によってさまざまな色合いの火花を出すことができます。英語では、fireworksといいます。
直訳すると「火の作品」ということになるのでしょうか?

素晴らしい発達を遂げてきた日本の花火。今日はいつもの花火大会とは違った花火の楽しみ方をご紹介しようと思います。
花火競技大会での審査基準を知って、いつもと違った花火大会を楽しんでみましょう。

単発で打ち上げられる割物花火(わりものはなび)の鑑賞ポイント、つまり花火のどこを観て良し悪しを判断するか?の基準には以下の各点があるとされています。

【玉の座り】たまのすわり
 美しい花火に開くためには「玉の座り」が大切で、発射された花火玉が空に昇り詰め、ちょうど上昇力を失い、落下に移る瞬間の静止状態(座った)にあることです。この一瞬で破裂することが理想的とされます。これより早くても遅くても、玉の運動方向(上昇、または下降)に星が偏って放出され、美しい球形に開くことができません。

【割り口】わりくち
 玉が座ったところで点火し、星が一斉に飛び散る瞬間のことを割り口(わりくち)といいます。すべての星に同時に火が付いて均等に飛び散らなければなりません。

【盆】ぼん
 「盆(ぼん)」とは玉が開いたときの形で、どれだけ均整のとれた綺麗な球形に見えるかが良い花火のポイントです。またその開発直径は基本的には、玉の号数でだいたい決まっていますが、開いたときの花火の直径が大きい=盆が大きいことも良い花火の条件となります。また盆の大きさや星の飛ぶスピードなどには作家の個性が表れるところです。たとえば同じ盆の直径でも、瞬間的にすばやく開発する玉はとても男性的で豪快ですし、対照的にややゆっくりと大きく開発する玉は、女性的で優雅なおおらかさを感じます。

【肩】かた
開花した後、星が一直線にきれいに放射状に飛ぶのが良いとされ、「肩の張りがいい」といいます。

【抜け星 星が泳ぐ】ぬけぼし、ほしがおよぐ
 いくつかの星に着火せず、そこだけ黒く花弁が抜けてしまう場合があり、抜け星(ぬけぼし)と呼んで減点対象となります。また星がいびつ、あるいは表面の燃焼が均等でない等の理由で軌跡が曲がってしまったり、蛇行したりする場合も「星が泳ぐ」といって減点されます。ただし最初から星が不規則な運動をする設計の「遊泳星」の場合はこの限りではありません。

【変化】へんか
 「変化」とは玉が開いている間の各星の色や形態の変化の具合です。やはり色合いに加えて変化の足並みが揃っているほど良く、均一な星づくりがされている証です。

【消え口】きえくち
 すべての星が一斉に吹き消すように消えるものが(消え口が揃う)が良いとされます。消え口の良い花火は鮮やかな余韻を残し、また強烈な印象を心に焼き付けます。
 消え口が揃うとともに「どんな消え方をしたか?」でも印象は変わってきます。たとえば一斉に吹き消すように、ふっと消える星は、強烈な印象を残し、男性的でいさぎよさを感じさせますし、2段階くらいでピカピカッと消える場合、あるいは芯星と親星の間にわざと時間差をおいて順に消えたりする場合は、一種の「切なさ」や「はかなさ」を感じさせてくれます。こうした点も花火職人の個性による解釈の違いでさまざまな消え方が考えられるようです。

【割黒、黒玉】わりぐろ、くろだま
 割火薬に点火し、星が一斉に飛び散りますが、この時、一部またはほとんどの星に着火せず花火の形に見えないとき、割黒といいます。また内部の割火薬や星にも着火せず上昇した玉がそのまま落下した場合を黒玉といいます。いわば不発玉というわけです。いずれも危険なので大会終了後は念入りに捜索されます。
割り物花火


観戦場所のポイント

花火通、特に写真撮影も目的にする者にとっては風向きが絶対条件になって来ますが、場所的に可能であれば、逆風は避けた方がベターです。煙で花火が全く見えなくなるケースも多いですから。トイレの場所、数もチェックしておきましょう、観覧場所も開始前の人数も少ない頃に、ここと決めても、開始寸前ともなると、大挙観覧者がおしかけ、状況が一変する事もあり、せっかくの祭りが、あとの祭りにならないよう、特に前面の状況予想を睨んでおきましょう。なだらかな、河川敷きの法面などは最高でしょうね。平地であっても花火は通常、空高く揚がりますので距離的に近い観覧場所なら、前方に多少の余裕があれば充分でしょう。
あと会場内ライトが最近、保安対策で過剰とも思える大会も目に付きますが、視界に入る照明ほど邪魔で花火鑑賞の妨げになるものはありません、最近では重要なチェック項目です。
   
節電の影響などもあり、今年は花火大会なども例年に比べ少ないようですが、その分ひとつの花火大会に集中する観客数も例年に比べ増えることと思います。
熱中症などの十分な対策を考えたうえで、思い出に残る花火大会を満喫してくださいね。(鮫)




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