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失明原因第1位 緑内障
2011年11月11日 (金) | 編集 |
WHO と国際失明予防機構(IAPB)は、世界の予防・治療可能な失明者を根絶することを目的として、1999年に VISION 2020 を立ち上げました。

そこで、厚生労働省は、「網膜脈絡膜・視神経萎縮症に関する研究」として実態調査を開始し、平成17年度研究報告書としてまとまり、「わが国における視覚障害の現状」が発表されました。

最近1年間の視覚障害新規認定者2,034名(全国新規交付総数に対する抽出比率は12.4%)を対象に行われた結果、視覚障害の主原因疾患は、緑内障20.7%、糖尿病網膜症19.0%、網膜色素変性症13.7%、黄斑変性症9.1%、高度近視7.8%となり、糖尿病網膜症を上回り、緑内障が第1位になりました。

また、日本緑内障学会で行った大規模な調査によると、40歳以上の日本人における緑内障有病率は、5.0%であることが分かりました。また、60歳以上では、1割近くいるそうです。

緑内障とは、目から入ってきた情報を脳に伝達する視神経という器官に障害が起こり、視野が狭くなる病気のことです。治療が遅れると失明を引き起こすこともあります。

古くから、眼圧が上昇することで視神経が障害される病気として理解され、実際に眼圧を下降させることが治療として有効であると知られています。

しかし近年の研究では、正常眼圧緑内障が多い日本人においては、必ずしも、眼圧上昇だけが原因であるとはいえないことが分かっています、日本人では、眼圧が正常範囲であるにもかかわらず、緑内障になっている「正常眼圧緑内障」の患者さんが過半数を占めているそうです。

正常眼圧緑内障では、視神経の血液循環が悪かったり、遺伝や免疫、酸化ストレスなどのいろいろな原因のために、通常では緑内障を起こさない程度の眼圧でも、視神経が障害されるのではないかと考えられています。また、正常眼圧緑内障の患者さんには高齢者が多く、近視の頻度も高いことから、加齢や近視もリスク要因であると考えられています。

喪失した視野や視力を治療によって取り戻すことができません。緑内障の治療は、あくまで進行をゆっくりにするためのものであり、見え方を改善することはできません。個々人の症状によって治療法は異なりますが、目薬によって眼圧を下げる薬物療法があります。また、目薬で効果がない場合や、進行が速い場合は、レーザー治療、手術療法を行います。

早期発見・早期治療によって失明という危険性を少しでも減らすことができるため、40歳を超えたら、1度は検査した方が良いそうです。(ば)


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