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恐怖心から起こる目の錯覚
2012年11月16日 (金) | 編集 |
インターネットのニューストピックに興味深い記事があったのでご紹介します。

ゴキブリ・蜘蛛・ヘビ…。きっと誰にでもひとつやふたつ “怖いモノ” があるだろう。
それが目の前に現れたら、人は身の危険を感じて出来るだけ
そのモノから距離をとろうとする。しかし、その時のあなたの距離感覚は
決して正しいものではないようだ。

最新の研究で、怖いモノは実際の距離よりも近くにあるように見えることが
判明したそうだ。これは誰もが抱く「恐怖心」によって引き起こされる錯覚だという。
米エモリー大学と英ロンドン大学の研究者らが恐怖心に関する実験をした。
彼らはまず、物体が徐々に近付いて来るように見える映像を被験者たちに見せた。
そして、それが自分に衝突すると感じた時点でボタンを押してもらい、
そのタイミングを測定した。映し出される物体は、蜘蛛やヘビなど被験者たちが
怖がっている物から、ウサギや蝶など恐怖心を感じない物まで様々だ。

結果、被験者たちが衝突すると感じたタイミングは映し出された物体によっ
て変わることが判明。
怖くないモノに比べて、怖いモノの時の方が明らかにボタンを押すタイミングが
早かったのだ。さらに、恐怖心が大きければ大きいほど、
衝突すると感じるタイミングが早いことも分かった。研究者らによると、
「これはつまり、恐怖を感じる物に対して人はその対象物との距離を実際よりも
短く感じているということです。怖いモノと怖くないモノが自分から同距離にある時、
怖いモノのほうをより近くに感じてしまうのです。」とのこと。また、「感情と知覚は
互いに関わり合っています。実験では、恐怖心という感情が人間の距離感にズレを
生じさせたためにこのような結果になったと考えられます。」と説明している。

皆さんの目の前に怖いモノが現れても、実際は自分が思うほど至近距離に
あるわけではないようだ。だからといって恐怖心がなくなるわけではないが、
この恐怖心と距離感覚の関係性を知っていれば、いざという時少しは落ち着いて
対応出来るようになるかもしれない。(増)


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