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治せる弱視を見逃さないために
2013年05月17日 (金) | 編集 |
メガネをかけても見えないのが弱視
学校の視力検査で低下に気づき、眼科に行くと弱視と言われメガネを勧められたが、かけせたくないという相談を受けます。
なぜメガネをかけないといけないのか?そもそも弱視とは???
弱視とは裸眼視力が低い上、どんなレンズで矯正しても1.0のような良い視力が得られません。
元々1.0の視力があって、徐々に低下した場合は、いざというときには、自分の目にあった度数のメガネをかければよく見えます。つまり裸眼視力が低くても、メガネやコンタクトをかければよく見える。と言う場合は弱視とはいいません。

私たちの視力は、生まれたときは光を感じる程度で、乳幼児期に急激に発達し6歳頃までに成人並みの視力にまで発達します。
人間の能力は、正しく繰り返し使うことでより発達しますが、視力も同じです。
赤ちゃんの頃からいろいろな物を見ることによって、それが刺激となり神経細胞や脳細胞が発達していきます。
健康に視力が発達するためには、両目を同時に正しく使って見る、ということが重要です。

しかし、弱視(強い遠視・乱視・近視などによる)の場合は、生まれてから今まで、良い視力を経験していないため、メガネをかけて網膜にピントの合った状態に矯正しても、脳までの連絡回路が未発達で正しい信号を送ることができないことにより、きちんとした映像を認識できないというわけです。
ですから、最初はメガネをかけても見え方は大して良くなりません。しかし、見え方が変わらないからといって、かけてもかけなくても同じではなく、かけ続けることによって連絡回路が発達し、見る力がついてくるのです。
ただし、元々見えるということを知らないため、メガネをかけているだけでは、完全に視力を出すことが難しいのも事実です。本人に「見よう・見たい」と言う意識が働かなければ、時間だけが過ぎてしまい、年齢的に回復のチャンスを逃してしまうこともあります。
「見る」というのは目だけの機能ではできません。
外界からの光がピントの合った状態で正しく網膜に映り、網膜に届いた光を電気信号に変えて脳まで伝え、脳が正しく認識して、初めて物が正しく見えるのです。
光を受け止める眼球と、電気信号を伝える神経細胞と、信号を認識する脳が正常に機能しなければ、物は正しく見えません。

弱視は早期治療・訓練が大事
視力が急激に発達している幼児期に訓練することで、弱視の治療効果は高まります。
そのためには、できるだけ3~4歳頃までに発見し、6歳頃まで訓練を続けることが理想です。
片方だけ弱視の場合、良い方の目を隠し、悪い方の目を強制的に使わせるアイパッチ訓練も行います。
短期間に効果が現れるとは限らないので、長期的に訓練を継続することが大事です。
またすぐに視力が上がっても、良い視力が安定するまで訓練を続ける必要があります。

もし6歳までに発見されず、小学生で訓練を始めることになっても、決してあきらめないでください。
視力の発達期に個人差はありますし、10歳頃までは視力が伸びて弱視が治ったというケースもたくさんありますので親子で協力し合って訓練を続けてください。 (久)

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