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VDTと子供

“VDT”という言葉を聞いたことはありますか?
VDT(別名 テクノストレス眼症)とは、Visual Display Terminalsの略で、
パソコンや携帯電話、テレビゲームの端末などの表示機器のことをいいます。
近年私たちが仕事や生活する上で欠かせないこれらの表示機器なのですが、
長時間使用することで目や体に不調がおこる“VDT症候群”という
新しい現代病に悩まされている人が急増しているそうです。
ますは、新たな現代病“VDT症候群”についてお話していきます。

■VDT症候群の特徴7つ
1日に8時間以上VDTを使用した作業に従事するという人は、
以下のような症状が現れたことがないでしょうか?

(1)疲れ目 (2)ドライアイ
(3)充血   (4)視力低下
(5)頭痛   (6)肩こり
(7)腰痛
これらの症状は、「作業で疲れただけ」「放っておいても大丈夫」などと
軽視してしまいがちなのですが、新しい現代病として、近年急増しているのです。
また、上記の症状が進行するとイライラや不快感を伴うようになるので、
作業効率の低下にもつながり、悪循環…。
さらに、VDT作業が原因で女性を悩ませるアノ症状を悪化させてしまっているという
興味深いアンケート結果もありますので、ご紹介します。

■VDT作業が原因で体が冷える!?
点眼薬で有名な参天製薬株式会社が、
首都圏と関西圏に在住のVDTを多く使用するであろう20代から30代の
女性400名を対象としたパソコンの使用時間と
体の症状に関するアンケート調査を行いました。
そして、その結果、1日8時間以上VDT作業に従事する女性は、
パソコンの使用頻度が低い女性と比べると、眼精疲労、体の疲れだけでなく
冷え症を併発していると答えた人が68%もいたことが明らかになっています。
空調の効いたオフィスで座ったまま作業をすることで、
血行が悪くなり体のすみずみまで温かい血液が行き届かなくなるので、
VDTを使った長時間の作業と冷え症には関係があるというのには納得ですよね?
そうとわかっていても、VDT作業を避けられない人は、
次のVDT症候群を予防する方法を参考にしてみてください。

■VDT症候群の予防法5つ
目や体、心に負担をかけないVDTの作業方法は以下の5つです。

(1)適度に休憩をとる
作業に没頭してしまうのはわかりますが、
1時間に10分から15分ほど中断し休憩をとるようにしましょう。
その時に体を伸ばしたり、軽くストレッチをすると
体のコリを予防することができます。

(2)矯正器具を見直す
度の合わないメガネやコンタクトレンズを装着していると、
視力低下だけではなく、眼精疲労や頭痛を悪化させます。
自分の視力にあった矯正器具を使うようにしましょう。

(3)作業環境を整える
部屋の明るさや温度、湿度を快適に整えることで、ストレスを軽減しましょう。

(4)デスクトップを変える
デスクトップの背景色は、モニターからの刺激を抑える効果がある、
ブラックやグレーがオススメです。

(5)食事をしっかりとる
忙しいからといって食事を抜いて作業すると、
自律神経が不安定になりイライラしたり、作業効率が悪くなります。
食事をすることで気分転換にもなりますので、しっかり食べる習慣を身に付けましょう。
対策をしっかりととることで、目や体、心の疲れや不調を軽減させることができます。

また、スマートフォンなどが大幅に普及した現代では
電子メディアに接する機会は大人に限りません。子供にも注意が必要です。
特に子育て中の女性は、忙しい時ついついスマホに頼ってしまうことが
多いのではないでしょうか?
知育アプリや、しつけアプリといわれているもののダウンロード数が、
近年激増しています。
確かに、幼児にスマホを触らせておくと、静かになるし、楽しそうにしているし、
家事もはかどるし、と便利な存在です。
しかし、スマホが幼児に与える影響についてどう考えているでしょうか?
実は、まだスマホ自体が新しいため、詳しくわかっていないようですが、
テレビやゲーム機などの電子メディアの影響が参考になるようです。
そこで、雑誌『母の友』(福音館書店)2014年4月号の
「電子メディアと子どもたち」の記事から、
この分野の調査・研究を続けている旭川赤十字病院の
諏訪清隆さんが述べていることを引用しつつ、
“スマホが子どもの発達へ与える影響”についてもご紹介します。

■電子メディアの刺激とは
電子音は、人の声であっても自然界にはないものなので、右脳で処理されます。
脳の受け止め方が全く異なるのです。
また、人工的な電子映像、電子音は、自然界の刺激に比べるときわめて単純で、
複雑さに欠けます。
まだ脳がしっかりとできていない乳幼児が、
“強くて単純な刺激”を常に受けていると、微弱な刺激に対し鈍くなる恐れがあります。
幼児期は、五感を育んでいく時期だとされていますが、
こういった電子メディアの刺激では、視覚と聴覚のみに偏ってしまうのですね。
その上、その刺激自体も自然界の刺激とは異なるので、
子どもに複雑な刺激を与えられないこととなってしまいます。

■言葉の発達が遅れやすい
テレビの場合、長時間見ている子どもほど、
「言葉の遅れ」が出やすいと言われています。
日本小児科学会が2003年に一歳六カ月児千九百人を対象に調査したところ、
テレビを見ていたり、近くでテレビがついていたりする時間が長いほど、
言葉の発達に遅れが見られる比率が高くなるという結果が出ました。
テレビ視聴と言語能力の発達遅れとの関連が、脳科学的にも証明されたということです。
子どもの言語能力は、双方向の対話でのやりとりの中で発達してゆくものなので、
同じことがスマホにも当てはまるのではないか、と言われています。

■視力低下の原因に
テレビの場合、ずっと見ていると、同じ距離で長時間見ることになるため、
目の筋肉は緊張した状態が続き、視力低下の原因になることがわかっています。
手元でスマホを見続けるのも同じでしょう。

またそれ以外にも、心理面での影響も心配されており、
電子メディアとの接触時間が長いほど、自己肯定感が低く、
対人関係に消極的、我慢強さがなくなる傾向があると言われています。

以上が“スマホが子どもの発達へ与える影響”についてです。
小さな子どもが、電子メディアとどう接していくかについては、
時間制限を設けるなど、親がコントロールしていかなくてはいけません。
スマホの子どもへの発達影響は、まだハッキリとわかっていないようですが、
影響が出てからでは遅いので、電子メディアが与える影響を参考に、
スマホが与える影響についても考えておきたいですね。(池)

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