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世界の視力表
2016年09月13日 (火) | 編集 |
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視力検査の時に皆さんが多く目にするのが、大きさと方向の異なる“C”が描かれた視力検査表かと思われます。
この“C”マーク、正式な名称を『ランドルト環』といい、国際眼科学会で標準指標として採用されています。

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出典:Amazon – 視力表 山地式 3m

このランドルト環のみの視力表の他に、ランドルト環と平仮名を組み合わせた『大島式』や、平仮名と数字を組み合わせた『中村式』。“双魚指標”と呼ばれる魚2匹のシルエットが平行に並んだ『山地式』など、色んな種類があります。
このように各国ごとに異なる文字や記号を使用した視力検査表のことを、『万国式試視力表』と呼ぶそうです。ランドルト環と双魚指標、平仮名を組み合わせたものなど、日本独特の視力表は海外から見るとデザイン性があって独特かもしれませんね。

ランドルト環が国際的な標準指標として採用されたのは1909年といいますから、明治42年のこと。スイスの眼科医エドマンド・ランドルト氏によって開発されたランドルト環は、イタリアの国際眼科学会で全世界共通の標準指標として採用され、今では『国際標準ランドルト氏環』と呼ばれています。

ところが世界を見渡すと、ランドルト環を採用していない国も多く存在しています。
既述のとおり、国際的な標準指標として採用されているランドルト環。しかし、必ずしも全世界共通で使用されているわけではありません。

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出典:Tumbling E Eye Chart

例えば中国で視力検査表として広く用いられているのは、ランドルト環ではなくて“E”を用いた『Eチャート』と呼ばれるもの。
古典的なラテンアルファベットを基礎とした視力表で、中国のように母国語としてアルファベットを用いない国でも多く採用されているようです。

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出典:C.R.Williams Opticians Blog – New Year Resolution for Your Eyes

その他にも、左から『Eチャート』、『ランドルト環』、『スネレン指標』と言います。
欧米で広く用いられているのは、複数のアルファベットを用いた『スネレン指標』と呼ばれるもの。1862年にオランダの眼科医ハーマン・スネレンによって考案されたスネレン指標は、現在も多くの国で使用されています。

日本人にとって、一番見慣れているのはもちろんランドルト環ですが、ひと口に視力を測る指標といっても世界では様々な視力表が用いられているのですね。

ちなみにランドルト環の形には規定があり、円の直径と円弧の幅、開いている幅の比率は5:1:1に定められています。
一般的な眼科やメガネ屋さんでの視力検査では斜め方向がないものが今は主流となっているようです。センターでの視力検査はより実際の見え方に近い判断をするため、多くの被験者が苦手とする斜め方向があるものを使用しています。(か)

参考:目をゆるーくマジメに考える『目ディア』より

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